ペットを飼っているといずれは訪れる「別れ」。実際に私の愛犬ががんに侵されてしまい、余命宣告をされた経験をもとに、がん治療や余命の過ごし方をお伝えしようと思います。
突然の嘔吐…そして衰弱
2016年8月バニラが11歳の頃突然の嘔吐。嘔吐してしまったので、またごはんを与えたら再度嘔吐。
水を飲んだ後も嘔吐。
そして、ぐったり。
いつも元気なバニラだし、次の日になったら元気が戻っていると思ったので、病院に行って余計なストレスを与えるのもイヤだったので、その日は病院に行きませんでした。
しかし次の日も、ごはんをひと口だけ食べてやめてしまったので、病院に行くことを決意。
ガン告知・転移・余命宣告
病院で体重を測ったら7キロ前後のバニラの体重が5.8キロ。
エコーやレントゲン、血液検査などをして、
「膀胱ガン」の疑いが極めて高く、背骨にも転移しており、肺にも何か異常があったようでした。
ガン細胞らしきものを取って、細胞の検査をして「ガン」と100%言い切るらしいのですが、細胞を取る為には手術をする必要があったのでやめました。
その後、2名ほどの先生が見てくれたのですが、どの先生も間違いなく「ガン」です、と仰ったのでガン治療をすることにしました。
そして、そのままの勢いで抗がん剤治療をしなければ余命2ヶ月と告げられてしまいました。
(後から聞いたら本当は1週間もたないと思っていたそうです)
ガン治療の選択

犬のガン治療は主に、
・抗がん剤治療
・民間療法
・自然に任せる
・安楽死
の4つがあるそうです。
ここからこの4つについてもう少し詳しく説明していきますね。
抗がん剤
犬の抗がん剤は人間ほど副作用はないように感じられ、余命が2ヶ月から半年に伸びる可能性が高いと言われました。
抗がん剤=毛が抜ける、嘔吐 のイメージが強すぎて寿命が延びても苦しい日が増えるだけだと思いました。
ですから、抗がん剤治療はやめました。
民間療法
民間療法とは自己免疫力を高めたり、サウナに入って体温をあげたり、簡単に言うと抗がん剤以外の治療。
抗がん剤より全然いいじゃん!!!と思いこれに決定!
自然に任せる
これが、その子の寿命と受け入れて自然に任せる。
ガンで、余命も告げられているのに、何もせず見ているだけはできませんでした。
安楽死
先生的には、すでに悪液質の影響でバニラの顔が骨と皮になっていたので、「安楽死」を勧めてくれていたように感じました。
背骨にも転移しており、今後歩行が困難になるのは見えているし、膀胱が他の臓器を圧迫しすぎているので、排便も出来なくなるとのことでした。
バニラ自身も辛い闘病になってしまうので、あまりにも辛い思いをする前に「安楽死」を選んで楽にしてあげるのも間違った方法ではないと説明を受けたのです。
選択するはずがない!!!
ガン治療開始
私が選択したのは「バキソ」という腫瘍を小さくする薬と、サプリメント。
バキソとは?
バキソとは膀胱に出来てしまった腫瘍には小さくしてくれる可能性が高いようです。
抗がん剤のような副作用もないので、服用の際に心配することはそれほどないみたい。
サプリメント
コルディMという病院で販売していたサプリメント。
と言った具合であまり進めてはくれず。
確かに、値段が高いので、高いモノを勧める病院という評判になってしまっては困るのであまり推さないのかもしれませんが、
わらにもすがる思いで、免疫力を高めてくれる「コルディM」を購入。
(値段がちょっと高いしサプリメントってあまりいい印象がなかったので、今まで商品名を出すことを控えていたのですが、何人かの方に商品名を教えて欲しいと仰って頂いたので公開してみました。)
そして、最初の数日間は毎日病院に通い、吐き気止めの注射を打ってもらっていました。
そして、1日5回くらいにわけて手作り食をミキサーでペースト状にして、注射器のようなもので無理やり口の中に流し込みました。

ガン告知から1週間
余命宣告はされていたのですが、バニラが死んでしまう実感が全然なかったので、家で安静にさせてあげず、とにかく色々なところに連れて歩いていました。
容体は告知から3日目が一番ひどく自分では歩けないほどだったのですが、そこから徐々に回復に向かっていました。
しかし、まだ食欲は回復していなかったので安心はできない状況でした。
ガン告知から13日後
バニラは普段1日2回ぬいぐるみ相手に腰を振っていたのですが、病気になってから一度もその姿を見ていなかったのですが、
ガン告知から13日後、突然腰を振っていたのです。
しかも、私が大切にしていたコロちゃんに!!!!
この日から私の大切なコロちゃんはバニラのおもちゃになってしまいました。
ここから一気に回復していき、ごはんも自分で食べれるようになりました。
ガンだからって諦めないで
こんな状況から復活したんです!
本当に、本当に、バニラは衰弱しきっていて、細い命の糸で繋がっているようでしたがガンがすごく小さくなってすっかり元気です。
もちろん今は薬は飲んでいませんし、サプリメントは気が向いた時に与えているだけ。
病気ですごく弱ってしまっていても、まだまだ寿命が残っている可能性だってあるんです。
日に日に弱って行ったって、突然復活することだってあるんです。
ダックスフンドの一般的な寿命である13歳~15歳を過ぎていたら、寿命だと思って全てを受け入れることは必要だと思いますが、それよりも若いなら諦めずに生命力と、自己回復力を信じて諦めて欲しくないです。
本当なら1年前にお星さまになっていたかもしれないバニラ。今はラッキーな日々を過ごしています。
バニラは一度奇跡を使ってしまったので、もう奇跡は起こらないかもしれないので、毎日を大切に過ごしています。
ガンになっても諦めないで!奇跡はあるから。
とみなさんに伝えたいです(⌒∇⌒)
今日のWan’s
今日はひぃるくんがトレーニングで不在だったので、チョコバニラとおでかけしました。
途中のエレベーターも上手に乗れるのよ(⌒∇⌒)
明日は3匹でお散歩行こうね。
今日も押してくれてありがとう★
↓ここにもたくさんダックスいるよ。↓