犬は群れを大切にする

犬にとって、家族のことを想い続けることは生涯を通しての唯一のテーマです。
そういわれてみれば確かに…どうして「こんなに想ってくれるの」「愛してくれるの」「喜んでくれるの」という経験、犬と暮らしたことがある人ならば誰もが体感しているのではないでしょうか。

スーパーからの感動の再会


たとえば、近所に買い物に出かけていただけなのに、私のことを全身で歓迎してくれるあの態度です。
尻尾がちぎれるんじゃないかというほどビュンビュン振り、両手(前足)を上げて飛びついてくるさまは、まるで長く会えなかった遠距離恋愛の再会シーンのようにおおげさなものです。
嬉しい嬉しい、大好き大好きと伝えてくるわが愛犬にどれほど幸福をもらい、癒されているのか、数えればきりがないほど。

うれしさのあまり顔をくしゃくしゃにしているコトもありますよね。と、言ってもうちの3匹でくしゃくしゃになるのはバニラだけなのですが。。。。

犬ってつんでれ?


でも反面、こんな経験をすることもあります。
家族みんながそろっているとき、夕方のお散歩を頑張っている子供や、エサやりやペットシートの片づけ、日々の世話のほとんどをやっている私が、「おいで」と言っても聞こえないふりをするとか、場合によってはため息みたいなものをもらしながら丸くなって寝てしまうという経験です。

それなのに、ほとんど家を留守にしていて、まったく何のお世話もしていない、大して愛犬を可愛がってもいない夫にはべったり甘えにいきます。「ああ。わかったから静かに」なんて注意されると、新聞を広げている夫の横でぴたりと静止のお座り状態をキープ、そんな犬の行動の不思議さ、一度は経験があるのではないでしょうか。

でも、これには犬ならではの理由があるんです。

優先順位をつけてるから


犬は飼い主らの観察力に優れてはいますが、観察の視点が私たち人間とは違うのです。

では、犬はどんな視点で観察しているのでしょうか。

それは、『群れ(家族)の順位と、秩序がきちんと守られているかどうか』という目で見ています。

犬から見て、その家のお父さんが順位1位であれば、当然秩序を守るために1位の人の欲求や命令に一番に従うわけです。

そして仮に、お母さんが2位で子供が3位だと犬が判断していれば、その順位によって、命令への敏感さが薄れていきます。場合によっては愛犬は、この家では1位がお父さんで、2位が自分(犬自身)、お母さんと子供は自分の部下という順位で捉えていることもあるのです。

その視点で犬の行動を見てみると、納得できることが多いのではないでしょうか。
もしも愛犬が、誰よりもお母さんの言うことを聞くようであれば、その犬は「我が家はかかあ天下である」ことを見抜いているということ。
多くの場合、犬は子供たちの行動を見て、子供たちは順位を低いと判断します。

一応、同じ群れの仲間なので、本気で噛みついて怒ることはめったにありませんが、子供たちが犬に対して何かを命令したり、一緒に遊ぼうとしたときに、威嚇で「ううう…」と低い声を出したり、噛むふりをしたりします。

犬は常に家族を観察し、この家族体系と秩序が乱れないように監視しています。
だけど決して家族を裏切らない、忠実な素敵な存在です。

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